http://mixi.jp/view_diary.pl?id=587006523&owner_id=12631570
ちょっと気付くのが遅かったのですが、ワシントン・ポストが興味深い報道をしています。
Ex-Investigator Details Iraqi Corruption
2007/10/5
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/10/04/AR2007100401305.html
イラク政府の透明性を高めるためでしょうか、情報公開委員会というのをアメリカがイラクにつくっているそうです。
その元責任者のRadhi Hamza al-Radhi氏(ラジ・ハムザ・アルラジと読むのでしょうか。自信ありません)がアメリカ議会でイラク政府の汚職がひどいことを証言しています。過去3年間で180億ドルがムダになったと言っています。
興味深いのはこれに付随する証言で、なんと情報公開委員会のメンバーが31人も暗殺されているのだそうです。狙われているのは本人だけでなく、家族までが12人も殺されています。一人のメンバーは妻と共に射殺されましたが、妻は妊娠7ヶ月だったといいます。ラジ氏本人を警備していた主任の父親も殺されており、彼はなんと肉をつるすフックに死体をつるされていたのだそうです。
これらが汚職隠しのための妨害活動なのは明らかで、ということはつまり殺害を指示したのはイラク政府部内のかなり高級な幹部であろうと推測できます。
空いた口がふさがらないというか、イラク政府はまるでテロリストと犯罪者の巣窟ではありませんか。これでは様々なテロ事件とされているものも、どこまでが武装抵抗勢力の仕業かわからなくなります。