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5月3日、恒例の憲法集会を開きました。
今年のゲストは堤未香さん。
500名の会場に540名が詰めかけて、大成功でした。
集会は、まず「憲法を歌う市民合唱団」50名によるコーラス。
『アメイジング・グレイス』と『私たちが進み続ける理由』を歌いました。
集会後に寄せられた感想文に、「アメイジング・グレイスに涙が出ました」と。
10代の少女の感想でした。
こういう感想をもらうと、ほんとに嬉しいものです。
つづいて実行委員会製作のスライド『戦争と貧困』を上映。
これも評判がよくて、地域で上映できるようにDVD化してほしいとの要望が。
うれしいけど、作業が大変そうだ。
そしてメインの堤未香さんの講演をたっぷり90分。
タイトルは「貧困大国アメリカと日本の未来」。
9.11は、アメリカ社会を恐怖のどん底に突き落とした。
「テロと戦うには、他の一切を犠牲にしよう」というブッシュの呼びかけに、うっかり納得してしまったアメリカ社会は、急速に変貌していった。
5兆円に急増した軍事費。
おそろしい「愛国者法」。
減らされる教育、社会福祉予算。
そのためにひどくなったアメリカ社会の格差。
教育の民営化によって高等教育からはじき出された若者が、チャンスを求めて軍隊に入る「経済的徴兵制」。
平和を守るためには、9条だけを守っていてはいけない。第11条も12条も13条も14条も、その他国民の権利にまつわる条文すべてが大切で、ここをおろそかにしていると9条も守れない。
こういうお話でした。
感想がたくさん書かれていて、しかも長文の感想がこれまでになく多いので嬉しい。
「知らないことばかりだった」というのが多くありました。
そうだねえ、新聞やテレビは伝えていないもんね。
さて、今年はあと会計を占めて報告すればおしまい。
来年、どうしようかな。
朝日新聞襲撃事件の25週年だから、言論の自由をテーマにしたいな。
マイミクのみなさん、だれかいい講師はいませんか？