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アメリカ軍人向けの軍事情報誌DEFENSETECHが「ひゅうが」の記事を書いています。ヘタな翻訳をつけておきます。(大幅な意訳もありますので、注意が必要です。文責は自分にあります。)
https://www.defensetech.org/2007/08/28/japan-launches-carrier-sorta/
タイトル:日本が一種の “空母”を進水させる
日本の海軍(公式には海上自衛隊)は「航空母艦」を進水させた。8月23日に横浜で進水した「ひゅうが」は、航空母艦にやや似ている。彼女には、全通甲板と、右舷側に大きな島状構造がある。しかし、ひゅうがは空母としては小さく、基準排水量1万3500トン、全装備排水量は1万8000トンだ。それは計画中のZumwalt(DDG1000)クラスの米国駆逐艦と同じくらいの大きさだ。
ひゅうがは日本人による分類ではヘリコプター搭載護衛艦(DDH181)とされている。彼女は米国によって開発されたAN/SPY-1マルチファンクションレーダーを使ったイージス艦タイプ防空システムを搭載する予定だ。彼女の主要な兵器は64機の高度なESSM-タイプ「スパロー」ミサイルになるだろう。また、彼女は対艦ミサイルに対抗する至近距離防護用に2丁の20mmファランクス「ガトリング」銃を装備する。そして、対潜魚雷用の6個の発射口を持つ。
もっと重要な観点は、航空(戦力)だ。通常、ひゅうがは3機のSH-60Jブラックホークタイプ対潜ヘリコプターとMH-53Eスーパースタリオン多目的ヘリを1機運用する。伝えられるところによれば、船の格納庫にはもっと小さな11機の小型航空機を収容できるという。
皮肉にも1970年代に、合衆国海軍は議会でよく似た空母型駆逐艦計画を発表した。米国のスプルーアンス(DD963)型(巡洋艦)を基礎に、艦上でヘリコプターと同じようにハリアー垂直離着陸機を運用できるように改装できたかもしれない。(議会はそのような2隻の船のための予算を可決したが、海軍は単なる従来型の駆逐艦を建造した。)
ひゅうが(第二次世界大戦以来、日本で建造された中で最も大きな軍艦)は、巨大航空母艦の開発に向かう第一歩であると何人かの評論家が観察している。第2次大戦後にアメリカが与えた日本国憲法は「自衛用の」軍隊のみを日本人に許している。
多くの日本人は、1930年代の中国と第二次世界大戦の初期段階で太平洋の米軍に対抗するのに、攻撃兵器としての航空母艦が有効だったと考えている。
日本は1930年代から1940年代はじめにかけて、空母建設のリーダーだった。戦艦改造型空母「信濃」は、1955年に米国海軍フォレスタル(CVA59)が完成するまで、世界最大の空母だった。
日本は中東とアフリカから長い海洋距離をタンカーで運ばれる石油に圧倒的に依存しており、しかも中東とアフリカとの日本の政治・経済関係は増しており、多くの日本人のリーダーは新しい光の中に海軍の有用性を見出している。
(以上)
「ひゅうが」についてはこちらをどうぞ。
*http://www.asagumo-news.com/news/200708/070830/07083002.html