http://mixi.jp/list_diary.pl?id=12631570&year=2012&month=11&day=23
停戦合意書の主語は「イスラエル」と「パレスチナ各派」。
イスラエルは当事者たりうるが、「パレスチナ各派」はどうか。停戦合意書に調印したのはハマスだけだ。しかしハマスは「各派」を代表する立場にない。「各派」を統制する力もなかろう。
いま「各派」が攻撃を控えているのは、やり過ぎてイスラエルの地上攻撃を招いてはダメージが大きすぎるからに過ぎない。関係国の努力と民衆の願いにもかかわらず、「各派」は「我々は合意に参加していない。従って合意に縛られることなく攻撃の権利を保有している」という立場をとり続けるにちがいない。
これを合意とは、本当は言えないだろう。
関係国、関係機関もそこはわかった上で、和平に対する民衆の期待を背景に、「各派」の挑発を抑止する効果を期待しているのだと思う。
平和を破壊するのは手作りロケット一発でいい。しかし平和を維持するのは難しい。イスラエルに侵略を止めさせるのは、さらに難しい。
どうすればいいのだろうか。