兵器のお値段

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防衛大綱発表と同時に、防衛省から概算要求表やらいろんな面白い資料が公開されています。

そういうのはぼちぼちと紹介することにして、今日は「防衛省装備施設本部」が発表している、自衛隊装備の価格表をご紹介いたします。

左から「装備品名称」、「調達数」、「総額」、「単価」の順番で並んでいます。
(どうやれば表にして貼り付けられるんだろ……だれか教えてくださいな)

みんなの税金で買っているんですから、その買い方や使い方を、国民一人一人がしっかりチェックしないとね~。安全保障についての考え方がどうであれ、知っておいて損はないと思います。

第6章 平成20年度の調達実績
11 装備本部における主要調達品目
*http://www.epco.mod.go.jp/gaikyou/chapter2-6/chapter2-6.htm#sec1

陸上自衛隊

装備品名称 調達数 総額 単価
89式小銃 20005丁 56億円 28万円
90式戦車 9台 66億円 7億4000万円
99式自走砲 8台 77億円 9億6250万
96式装輪装甲車 12台 13億円 1億1000万円
軽装甲機動車 180台 46億円 2500万円
87式偵察警戒車 2台 5億円 2億5000万円
観測ヘリコプター(OH-1) 2機 125億円 62億5000万円
多用途ヘリコプター(UH-60JA) 1機 96億円 96億円
輸送ヘリコプター(CH-47JA) 2機 80億円 40億円
01式中距離地対空誘導弾 1式 313億円 313億円
03式中距離地対空誘導弾 1式 313億円 313億円
81式短距離地対空誘導弾 1式 40億円 4億円

海上自衛隊

装備品名称 調達数 総額 単価
護衛艦(DD 5 000トン型) 1隻 313億円 313億円
潜水艦(SS 2 900トン型) 1隻 327億円 327億円
掃海艇(МSC 570トン型 1隻 114億円 114億円
固定翼哨戒機(P-1) 4機 710億円 177億5000万円
掃海・輸送ヘリコプター(МCH-101) 3機 254億円 84億7000万円
初等練習機(T-5) 4機 12億円 3億円
計器飛行練習機(TC-90) 4機 21億円 5億2500万円
シースパローミサイル(RIM-162) 1式 109億円 109億円

航空自衛隊

救難捜索機(U-125A) 1機 60億円 60億円
輸送ヘリコプター(CH-47J) 1機 34億円 37億円
F-15J/DJ改修費用 20機分 304億円 15億円
レーダー・セット(AN/APG-63(V) 120基 330億円 16億5000万円
地対空誘導弾ペトリオット 1式 796億円 796億円
弾道ミサイル防衛用誘導弾 1式 198億円 198億円

などなど……。
もひとつおまけで、担当課別の調達金額も。

担当課別調達実績

誘導武器課 2,395億円(ミサイルなど)
機械車両課 267億円(戦車など)
艦船課 424億円(護衛艦など)
特殊艦船室 674億円(潜水艦など)
航空機第1課 451億円(戦闘機などの部品)
航空機第2課 1,729億円(戦闘機などの本体)
回転翼室 891億円(ヘリコプター)
弾火薬室 813億円
武器課 568億円(大砲など)
電子音響課 1,534億円(レーダーなど)
輸入調達課 591億円
電子計算機室 1161億円
通信電気課 797億円
需品課 1,517億円(食料など?)
調達協力室 2億円
合計 1兆3,819億円

(億円未満を切り捨てているので、合計は合いません)

ちなみに、2010年度の自衛官の給料は
1兆3,594億5070万
でした。